日本沈没が新作映画になってるというので。
日本中が右往左往する様が良く描けてて、科学技術なら何でも知ってるSRIみたいな北斗電機社一同が超電磁トラックを作る辺りまでは面白いんだけど、最後でいきなりディレクターとアナウンサーの二人の世界になっちゃってスケールがしゅーっと縮んだのがガッカリ。何か足元がお花畑になってるし。盛り上がってるのにどーでもいいロッカーが妙な歌ってテンション下げるし。
まー元々が社会・政治状況の変化を描いた辺りが面白いんで、離婚とか秋風とかそっちを強調されてもなー。
作中で「物体オー」と命名したのに皆「雲」「雲」としか呼ばない辺りがE電のような悲哀で。
確か、短篇の「物体O」の方は本当にOの形の壁が大気圏外まで伸びてて、首都消失 (上) (ハルキ文庫) 首都消失 (下) (ハルキ文庫)の方だと上にもすっぽり覆い被さるパンケーキ型だったような気がする。