90分でわかるキルケゴール

90分でわかるキルケゴール

実存主義創始者なんだけど、主観に焦点を絞り「今ここに在るということ(実存)」は「認識の営み(合理性)」に優先する、と考え、「人間はどう生きるべきか」と延々鬱々と考えてたら悲惨な人生を送ってしまったとゆー人。駄目じゃん。
ちなみに考えに考えた実存主義の結論は「キリスト教的な生き方をせよ」………うーむ。
これで品川図書館にある90分でわかるシリーズを全部読んだ事になるが、読んだ印象で偉い順に並べると
プラトンデカルト>ロック>>>>>>>>>>>>>>その他(カント>ニーチェデリダサルトルフーコーヴィトゲンシュタイン)
だな。あと、ヘーゲルという人とハイデガーという人が偉いらしい(よく作中に「○○はハイデガーを批判した」等としてしばしば登場してくる)んだけどシリーズには無い。
ちなみに著者のポールストラザーンがどうも
イギリス経験論(人類の英知の結晶!)>>>>>>>>>>実存主義(下らないけど人を元気にするのでまぁ…アリ!)>ドイツ観念論(美しいけど誇大妄想!)>>>>>>>>>>>>>>>>>>>スコラ哲学(暗黒時代の汚物!)
な感じの書き方なんだよな。