マンガでわかる小説入門

マンガでわかる小説入門

口にするだに違和感のあるタイトルが素晴らしい。しかもすがやみつるの新作漫画!絵柄変わったな、と思って漫画だし小説指南本スキーとしては外せまいと思いアマゾンで買ってしまったら絵は全編に渡り横山えいじだった。半々位かと思ってたのに…。

本書は、すがやみつるがネーム・コマ割・構図までを担当。横山えいじが作画を担当した

とあとがきの最後に書いてある。ぬぅ。
内容は文章の技巧的な話と日本の近年の出版業界事情。視点の話に力を入れていて同種の他の本は数ページで済ませるんだけどこれは全項の1/4位を裂いてる。まぁページ数多いと言っても漫画だから薄いけど。
ちなみに作家志望でプーの主人公は指導の甲斐あって見事出版に耐える作品を完成させるけど、一部人気作家以外はすぐ捨てられる現実を踏まえ、生活の足元を固めるべく就職するとゆーシビアな最後。
しかし出版社って何か経営楽そうだなー。取次に納入した時点でとにかく(一時的とは言え)金が入ると言うことは即ち札束を印刷しているも同然では。黒字倒産とか絶対無さそう。でもたまに倒産してる所を見るとそうでもないんだろなー。