しかしコミケへもワンフェスへもワールドコンへも会場へ電車で30分というのは我が家ながら良い立地だな。
そいえば、入場券処理がエラい事になってて購入だけで1時間とからしいが、さもありなん。パスに一々その場でパソコン+テプラで名前を印刷するのが間違いの元。金と交換にパスとパンフ一式渡し、本人に名前を記入させればいいのに。

伝説的駄作として名高い映画

の製作裏話。
「クライアントは300億の人々よ!」なフィギュアニメの「VISITOR」ってこれのリメイクじゃなかったのか…。
私も大昔見に行った。確か「ルパン三世 - カリオストロの城 [DVD]」と伴映だった気がする*1。でも当時見た時は小さかったからか、そんなに特別伝説的変な映画とは思わなかった。
よく笑い話のネタにされる「無重力下でのセックスシーン」だが、裸の人間を浮かす撮影は今でも非常に難しいそうである。ちなみに件のシーンは黒いマットレスの上に寝て撮影、黒部分に星空を合成したとか。
当時のSF小説家サイドが東宝の職人を全然信用してなかったのが話の端々から伺えた。
小松左京に話を振ると、振られた話題と別の話を始めてしかも長い長い。だがしかし、この大会のこの企画でGoH小松左京総監督が語っているのを一体誰が止められようか。乙部順子でも無理だ。自著原作の映画で一番出来が良いのは「復活の日 [DVD]」で、自分で見て思わず泣いてしまったそうな。
さよならジュピターも小説の下巻は超面白い(上巻はタルいけど)んで、(有り得ないけど)リメイクするならジュピター教団とピーター関連はもっと大胆に削って代わりに大統領をもっと登場させプロジェクトX(つか「プロジェクトX」って本作中の木星太陽化計画改め木星爆破計画の名前なんだけどさよならジュピターが元ネタだろうか?)っぽく働くおじさんの浪花節な良い話にすればいいのに。大脱出計画の人選に悩む人とか最初資材の横流しで乱れに乱れていたスケジュールが段々合ってくるとか。あとジュピターゴースト。小説だとジュピターゴーストの謎がもう少しで解明の手がかりがつかめそう、みたいな段階で爆破する羽目になり、これが「爆破なんて勿体ない〜、というか人類が爆破しちゃって良いものなのか?」という気持ちを盛り上げてたのに映画だとどうでも良い横道みたいになっててイマイチ。

天野喜孝はどうも話が余り面白くない。

多分、6種類の宇宙種族の所にそれとは別の2種類の宇宙種族が逃げ込んできて云々という話らしいんだが英語なのではっきりしない。デイヴィッド・ブリンは米人なのにゆっくり話してくれるのである程度聞き取れる。

平山亨は声がでかい。司会の人も声がでかい。仮面ライダー二号の人と、ムカデゲルゲの中の人も居た。

  • 日本SF図書館員協会第9回総会

ムサい男が多い大会なのに、この企画部屋だけは何故か妙齢の美女が多かった。謎だ。
日本SF図書館員協会推薦図書は

図書館戦隊ビブリオン (コバルト文庫)

図書館戦隊ビブリオン (コバルト文庫)

図書館戦争

図書館戦争

となった。どっちも読んだ事無いのでそのうち読もう。
私はデュマレストサーガ*2に投票したけど。
それにしても
ハローキティ英会話ミニ辞典

ハローキティ英会話ミニ辞典

は収録例文が黒すぎる(笑)。キティと言うよりは、マイメロのママならぴったりな感じ。

ロボットとか人工知能とかそっち系を研究しているマッドサイエンティストの人たちが研究内容をプレゼンした後にSF作家と対談。5時間。司会が生瀬名秀明
HRPって国民の血税46億円掛けてASIMOを改良(ASIMO購入→ASIMOファームウェアを自作してASIMOを制御→自作ファームウェア用ハードおよびエミュレータを自作)したそうな。で、結果としてASIMOには出来ない動作である「寝た状態から立ち上がる」が出来るようになったとか。HONDAに「立ち上がれるASIMO」を発注した方が安くて早かったのではなかろうか?つかやっぱメイドロボ娘よりもルンバと食器洗い器と洗濯機だろー。
見た中では、NTTの、首に微弱電流を流して平衡感覚を操作することによる人間リモコン操縦が一番マッドだった。↓だと被験者が男だけど、大会では女の人でやってて正にマッドサイエンティストの鑑。

んで、人馬一体話の人のウェアブルロボの話が一番面白かった。そうだよなーパワードスーツって人間がデッドスペースそのものだよなー。
コーヒーが出て、メイド喫茶風ウェイトレスさんが運んできてくれる。

ミトコンドリアのちから (新潮文庫)

ミトコンドリアのちから (新潮文庫)

という本を配布していたので頂いてきた。会場後ろにひっそり立っていた生テッド・チャンは若かった。というか客に紛れて全然判らん。何と言うオーラの無さ。
レポート

  • おたくスタディーズ

いきなり「萌えとは何か?」とネットで耳(目?)タコな話だったので他へ。

入り口に痛い帽子を被って腕章つけた屈強な男たちが立っていて「奥から座ってください」と恐ろしい声で命じる。やっぱコミケの人は怖い。同人誌の発祥(中世)から話が始まっていた。30秒毎に英語翻訳が入っててタルそうなので他を見に行く。

  • びっくり科学実験室 スライムを作ろう!

子供向け。水と洗濯のりと何かをよく混ぜ合わせるとスライムができるらしい。スライムってまだ売ってるのだろうか?

栗本薫は割と普通のおばさんだった。私はグイン・サーガって最初の数巻しか読んでないんだけど、イシュトヴァーンってどっかの国の王様だったのか。なんかゴロツキか泥棒だったような気がするんだが別の奴だったかな。イシュトヴァーンって英語読みだとスティーブンだそうな。そいえばグインの頭って仮面なのか生なのかというのが気になる。確か外れない仮面みたいな事が書いてあったり、生っぽいシーンがあったりだったような。

NHKでやってたレッド・ドワーフの未放送シーンを見ながら雑談してた。シモネタは結構切れてるのな(あれでも)>NHK
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この辺で、今回OPアニメでご一緒したジンクさんと会って、すごい科学あたりまで一緒に見て廻る。
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戦艦役が目隠しをして、さいころを振った司令官の指令に従い「右に3歩、前に一歩歩いて砲撃」とかして2チームで勝負。私は真っ先に撃沈されたけどチームが勝った。景品が殆ど参加賞なのに

…まぁ豪華と言えば豪華だが、微妙〜。

  • セックスとテクノロジー

なんか外人2名が喋ってたが、内容以前にどちらも男だったので聴講の価値が無いことは1分で判明したので隣へ

  • すごい科学で守ります

仮面ライダーカブトの仮面の男は未来の時間3周目天道でないと変なんだけどタイムパラドックスは子供がわからないのでどこかで折れたのだろう、といったような話をした後、本題であろう仮面ライダー電王の話に移ったところで退出。

長居はしなかったので良くわからないけど、あの眼鏡を掛けると電脳的匂いはするのか、電脳世界に風は吹くのか、みたいな話をしてた。

  • 萌え株講座

結構本当の金融商品の話だった。
名前だけは最近良く聞くFXって信用取引だったのか。危ねー。

ケリー・リンクは美女だった(※コメント欄参照)。

  • SF奇書の世界

珍しい本のカバー写真とちょっとした内容紹介を延々続ける。SM雑誌には結構SF、ファンタジー小説が載っているそうである。
箱根から来た男」と「アルミニウム物語」「惑星から来た伊達男」ってタイトルが印象に残った。「箱根から来た男」…うーむ…どんなSFなんだ…?

  • 「BRUE DROP〜天使達の戯曲〜」超先行上映会

ちらしのあらすじ紹介が強い電波を発していたので気になって見に行く。ウェーブ掛かったロン毛+口髭のダンディーな学園長先生が笑い所。どうせTVKMXTVで放送されるだろうから前半だけ見た。

いきなりウルトラマンが微妙に説教臭い寸劇*3始めるから??と思ってたら、今回のトロフィーの台座がウルトラマン
司会がミスター・カトーの中の人だった。通訳が男女1名に袖に1名の3人体制と言う凄さ。
ちなみに候補作はどれ一つ、1文字たりとも読んだ事が無い。タイトル知ってるのはドクター・フーとVだけ。
「セミプロジン部門」の「セミプロジン」とは、「売れない商業誌」の事とのこと。
ノベル部門、ノヴェラ部門、ノヴェレット部門、ショート・ストーリー部門 で「ノベル」と「ショート・ストーリー」は何となくわかるとして「ノヴェラ」と「ノヴェレット」って何だろうと思っていたが、どうも長さで区別するらしく
ノベル>ノヴェラ>ノヴェレット>ショート・ストーリー で、ノヴェレットはSFジャンル特有らしい。
ハリーポッターがアメリカのSFファンの間では結構小馬鹿にされているらしくて*4ジョークの小ネタによく使われていた。
受賞した人の殆どが会場に居なくて代理がトロフィー貰ってた。きっと受賞者は「何でオレの時に限って遠い国で…!!」と思っていたに違いない。

*1:昔の田舎の映画館では変な伴映がよくあった。ゴジラドラえもんおしんとか、ブラインドデートと友よ風に吹かれてとか。単に入れ替え制でなかったからか。

*2:あちこちの惑星を旅する渡り者が、暇さえあればベイシックをちびちび飲みつつ訪れた惑星では必ず一番大きな図書館へ行くスペオペ

*3:初代とセブンとティガとメビウスが登場。ティガと戦ってた黒白怪獣だけ見たこと無いけど何だろ?新マンまでのは嘗て怪獣図鑑で暗記していたので、見覚えが無いということは最近のだろうな

*4:本邦だとセカチューみたいなポジション?