Amazonでは値段がもの凄い事になってる古本。
前書きでいきなり「私の10冊ほどの長編小説の中で『猫城記』は一番“パッとしない”ものである」と書かれてて、実際パッとしない中国の昔のSFね。
飛行機で火星に墜落した探検家が火星の猫人間を観察する話なんだけど、そいつらときたらまぁ、大麻っぽい迷葉ばっか食ってる利己主義者ばっかで、そりゃ清国も滅ぼされますわという風刺話。なんというか…つまらないガリバー旅行記
火星の猫人がねー。単なる駄目な未開人達で、異文明とか異星人とかファーストコンタクトとかセンスとかワンダーとかそういう感じが全く無いのね。ガリバーですら体と心のサイズから来るユーモアがあったというのに…。
まぁ表紙が白猫人間でケモナーには多少良いやも。
それにしても↓値段すごいな…。7000円も8000円も出して買うと後悔すると思う。17,880とかあるし。いやホント、そんな名作じゃないから。詰まらんし。

猫城記 (1980年) (サンリオSF文庫)猫城記 (1980年) (サンリオSF文庫)
老舎 稲葉昭二

サンリオ 1980-09
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