マイクロファイナンスは熱狂的に受け入れられたが果たして効果の程は?とか。
善意や想像で動いても駄目で、ランダム化比較試験で効果を検証することが大事という話をいろいろな実例で示す。

善意で貧困はなくせるのか?―― 貧乏人の行動経済学善意で貧困はなくせるのか?―― 貧乏人の行動経済学
ディーン・カーラン ジェイコブ・アペル 澤田 康幸(解説)

みすず書房 2013-02-09
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過去50年間の間に、世界の最も豊かな国々は貧困削減のために2兆3000億ドルもすでに費やしてきた。
マイクロクレジットは、その効果が証明されないうちに早々と熱烈に受け入れられ支持されたアイデアの好例だ。
(略)
高利の借金の有用性についてのダブルスタンダードに基づいている

意外で当惑するような利益の差が生まれていた。なかでもいちばん目を引かれたのは、男女による利益の差だ。
(略)
研究対象の男性の年間平均利益率は80%、女性は実はマイナスだった。
(略)
女性をこんなにも重視してきたのは、まったくの見当違いだったんだろうか。そうとは思いたくないけど、スリランカの研究結果を見ると、この気まずい問題から目を反らすわけにはいかない。

決めセリフはこうだ。みんなが生まれながらの起業家ーまたはマイクロクレジットの顧客ーではない。それだけのことだ。みんなが生まれながらの漁師じゃないのと同じだ。

・教育の無償化は進んだが貧民の子はやはり学校に来ない、どうする?
 →学校に来た人に金を払う事にしたら成功した
・貧乏人が病院で治療を受けないので伝染病が…
 →病院にいく患者に金を払う事にしたら成功した
・アフリカでエイズが蔓延してる
 →HIV検査を受けた人に金を払う事に以下略
物凄く直接的に金で解決というか、貧乏人は想像以上に現金だったという。