いつの間にかひかりTVで無料視聴になってたので見たり。
ウルトラマンの中ではタロウが一番好きと言うか印象に残っているというか影響を受けているというか、私が漫画とか書く時の嘘レベル*1は自然とウルトラマンタロウ程度の嘘レベルとなる。もはや私の魂の一部になっていると言っても過言ではない作品である。いやそんなに何度も見た訳でも怪獣全部言える程詳しい訳でも無いけどさ。大昔の早朝の再放送見た位?
![]() | DVD ウルトラマンタロウ VOL.1 DIGITAL ULTRA PROJECT 2005-05-27 売り上げランキング : 14758 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
それと主題歌。ウルトラシリーズの中では一番の名曲だ。仮面ライダーの歌と言えば、赤い仮面のV3、ウルトラマンの歌と言えば、ウルトラの父が居る!*2。日本の常識である。
そもそもウルトラマンに「太郎」って名前は変なのだ。「スコット」とか「チャック」ならまだしも、ウルトラマンだろ? 太郎は無いわ、太郎は〜。初めて聞けば誰もがそう思うはず。
そこでこの主題歌の出番だ。始まるや否や「タロー!ウルトラマン、ナンバー6!」。主題歌に先立つアイキャッチと合わせてニ連呼、なるほど、タロウは6番目のウルトラマンなのか、と。
「ウルトラの父が居る、ウルトラの母が居る」。父が居て母が居るなら、そしたらもう後は太郎しかあるまい。
「そーして タ ロ ウ が こ こ に 居 る」。そうだろうとも、そうだろうとも。聞き始めて30秒で半ば説得されてしまう。
そしてサビの部分で
「タロウが飛び立つ!」
「タロウが戦う!」
「タロウ!」
「タロウ!」
「タロウ!」
「ウルトラマンタロウ!」
と畳み掛けられてはもはやタロウがゲシュタルト崩壊。以後「たろう」という音を聞いても日本人の男の子の名前に使われる「太郎」は連想できなくなり、作中で登場人物が「たろー」と言えば「ティガ」同様、意味不明の「ウルトラマンの下の名」で違和感無く通じる訳だ。阿久悠は天才過ぎる。
主題歌背後の映像もまたいい。Aまではサイケな背景に怪獣の影絵がひたすら映っていたんだが、タロウは違う。ZAT基地の格納庫からスカイホエールやコンドル、スワロー等々、格好良い…というか何というか…とにかく赤青銀に塗り分けられた派手な空想科学的戦闘機や車両が発進するのは見てて盛り上がるし。やがて「出演者」「篠田三郎」の辺りに出てクルっと回るドリルタンクが段々格好よく見えてくる…。
ちなみに何でまた「タロウ」なんて違和感ある凄い名前がウルトラマンにつけられたかというと、ウルトラマンタロウって番組は新マンやAよりも対象年齢が下がってるのね。んで子供向けということでコンセプトが童話や民話なのだ。故にZATは怪獣ライブキングに飲み込まれた東隊員救出のためスカイホエールから胡椒を振掛けくしゃみをさせる。ウルトラ警備隊とかナイトレイダーなら絶対やらないよな…>胡椒散布作戦。
そして民話の主人公と言えばご存知、桃太郎、金太郎、浦島太郎…そう、太郎だ。タロウ、タロウ、タロウ、ウルトラマンタロウ。タツノコタロウ、ウラシマタロウとかと並べるとあんまり違和感無くね?>ウルトラマンタロウ。
コメント