ただいま昭和シェル石油と合併するのしないので揉めている出光興産創業者がモデルの伝記っぽい映画。
普段は宇宙船や爆弾が出ない映画は見に行かないのだがたまにはこういう付き合いもある。
燃料に灯油前提の焼玉エンジンなポンポン船向けに軽油を売りさばき、日本が南方進出の際の石油開発利権を軍部に手を回し独占等々、悪行三昧でのし上がる話。場を荒らし都合の良い時だけ「国の為」と言い出すとんでもない野郎だ。海賊と呼ばれるのもむべなるかな。仕事ばっかで綾瀬はるか激似の奥さんにも逃げられるし。バナナで釘が打てそうな極寒の地でも滑らかな潤滑油の話もあった。あとドン・ジョンソンが悪役メジャーの幹部役で出てた。
そこそこ面白かったが、長い。2時間半だ。途中の自前タンカー建造成功でめでたしめでたし、かと思ったらそこからがまた長い。あまりの長さと映画館の暖房に当てられてその日はその後1日ずっと頭痛だった。映画見るとたまにこれがある。