コンピュータ内の仮想空間にコピー人格として目覚めたポールが色々実験する話と、コンピュータシミュレーション上の分子モデルから仮想生命を作ろうとしているマリアが試行錯誤する話と、その他数名のコピー人格がうろうろする話が章毎に切り替わる形式。
同じような実験シーンが何度も何度も描かれ理解は一歩一歩進む…遣りたい事は分かる気がするんだが、分かった、その実験が興味深いのは分かったから話を先に進めて…とか思う。あと複数主人公のザッピング形式もウザいものがあるな…。
多分、作中作の「不確家族」の方が面白いのではなかろうか。

順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
グレッグ イーガン Greg Egan

早川書房 1999-10
売り上げランキング : 63579

Amazonで詳しく見る
by G-Tools