カーク船長とピカード艦長と鏡像世界のジェインウェイ艦長とその他お馴染みのメンツ大集合でプリキュア仮面ライダーの映画版のようなオールスターキャスト。オールスターキャストという事は分かるんだが、私も別にスタートレックにそれ程詳しい訳ではないので多分小ネタは全部楽しめていないと思われる。このスポックって副官がたしか感情より論理を重んじる宇宙忍者で必殺技は腕の大きなハサミで相手の首を絞め一瞬で気絶させるスポック掴み。意外にもこいつ、育児書を書いてベストセラーになったという設定なんだよな。
 話は、別の歴史を歩んだ並行世界の平行スポックが攻めてきた、みたいな感じなんだけど、スタートレックの皆さんはご存知の通り、銀河を旅するばかりでなくわりと頻繁にパラレルワールドとかタイムトラベルとかに遭遇しており、しかもみんなマメに航海日誌つけてるのでそういう事情は共有されており、まぁ慣れたもの。今更パラレルワールド位でオタオタしないのであった。

カークはまたしてもため息をついた。二度と耳にしたくない言葉は“基本命令”だ。次が“タイム・トラベル”である。

 作中ではカークは引退済の伝説的英雄、ピカードは宇宙最強最新鋭エンタープライズEの現役艦長なんだけど、ジェインウェイは5年前に姿を消したボイジャーって航宙艦があって…という名も無き気の毒な艦長。死んでる扱い。まぁそうだろうな。DS9はちょっと噂に上るだけ。
 つか作者の名がウィリアム・シャトナーとある。え?ウィリアム・シャトナーってあのウィリアム・シャトナー?マジ?しかもウィリアム・シャトナー作の宇宙大作戦小説って既に6冊あり邦訳はこれで3本目とのこと。日本の特撮で言うと「小説版仮面ライダー、筆者・藤岡弘」みたいなモノである。