かつては相模湖ピクニックランドと呼ばれていた遊園地のようななんというか、山へ行った。
ピクニックランドには何度か来たことがあるのだが覚えていた以上に山で、観覧車とかある場所に移動するだけで中々の登りでありもはやちょっとした登山。少なくとも天覧山より登山。リフト*1使えばよかった…。
山頂近くの崖っぷちにマッスルモンスターという高さ16m、四階建てビル程の櫓の間にロープや吊り橋やぶらぶら揺れる丸太やその他いろいろを張り巡らせその上を歩いて巡るというキチガイ染みた遊具があり、入場料の他に1000円支払う必要があるし、私は全くもって全然やりたくなかったのだが、どうしてもやりたいと言うので渋々付き合う。

入場者は全員二本のロープとフックの付いたハーネスを身に着け、どういう仕組みなのか、片方のフックが櫓のワイヤーに掛かっていないともう一方は外れない不思議なフックを次々掛け替えつつ櫓内部を移動する。つまりフックが外れた状態で櫓内部に立ち入る事は無理。不注意でも悪意でも機械的物理的に必ず命綱がつながっている仕組み。まぁこうでもしないと死人がバッタバッタと出て営業に差し支えるのであろう。
で、ハーネスで安全ではあるのだが、何せ高所。しかもこの日は観覧車が営業中止する程の強風。この強風だけで充分怖い。こんな怖い風は、嘗てSV400Sで東京湾アクアラインを走って以来だ。いや~あの時は走るバイクから引き剝がされそうで危ない所だった…。そもそも命綱つけていても、高所で足を踏み外すだけで充分不快である。
子供は平気ですいすい渡ってしまうのだが、この施設の構造上、一旦縄梯子なりなんなりで空中を渡って小島へ行ってしまうと、階段のある本体に戻るにはまた別の綱渡りとか何かをたどらねばならぬ旅…。小島には非常階段とか梯子とかそういう甘っちょろい代物は無い。もう一人で勝手に行って来てと言いたい所だが、背が低くワイヤーに手が届かないのでハーネスのフックの付け替えは大人がやらねばならぬ…。
いやはや恐ろしい体験であった。ピクニックランドはもっと緩い場所だったと記憶しているんだが…。
その後はゴーカートに乗った。本人が運転したかったらしいが小学5年生以上かつ身長140cm以上という条件なので私が運転することに。スイフトデミオインプレッサヴィッツ、そしてカローラアクシオ…数々のモンスターマシンを乗りこなし、今日もここまでステラを駆って来た私が今更ゴーカートなど…と思ったけどハンドルがパワステじゃなくて凄く重かった。成る程これは小学生高学年でないと無理だわ。
あと「ピカソのタマゴ」というぬるい立体迷路っぽいものがあり、これこれ。これですよ、私が相模湖ピクニックランドに求めていたものは。
昔来た時はトランポリンがあって大変楽しかった記憶があるんだけど模様替えなのか無くなっていた。あと、昔は長い長い滑り台を台車に乗って下る、ボブスレー的な遊具があったけどこれも見つからず。後スケートリンクがあってしばしば自転車で来て滑っていたんだがあれはどこへ行ったのか…。それにしてもこんな遠くの山に自転車で来てたとは昔は元気だった…。

*1:余りの山っぷりにスキー場にあるようなペアリフトがある