安永航一郎とか久しぶりに読んだ。
 幼い頃にマッドサイエンティストに体にマイクロマシン群を注入されて以後、怪我がすぐ治ったり、マイクロマシン群が頭の中で話しかけるようになった女子中学生の話。表紙はチンピラな彼女の父。
 最初の1,2話で登場人物の紹介とSF舞台設定が描かれた後は、登場人物の気分の赴くままぐだぐだーと続く日々…変わらん…。
 今は「ナノマシン」が圧倒的優位というか定着しつつあるけど、これが描かれた頃はまだ「ナノマシン」と「マイクロマシン」が拮抗してたのね。
 しかしこの親父が汚すぎて、いや安永航一郎作品には汚い男が付き物だが、この父は可愛げが皆無なんでちょっとなぁ。正月仮面とかグリコーゲンXにすらどこか愛嬌があったというのに…多分、散歩に行く辺りが愛嬌なんだろうけどさっぱりだ…。

青空にとおく酒浸り 1 (リュウコミックス)
安永 航一郎
徳間書店
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