転生したらロケットだった件。
アメリカ人の小金持ちのプログラマーがクライオニクスの契約したら、早速、車にはねられてしまい死亡、本当は未来科学で蘇生を期待していたところ、死んでる間にアメリカを始め世界情勢と政治体制は大きく変わり、冷凍保存されていた首は売却、分解、人格はコンピュータに転写されて恒星間探査船のコントローラになる(転写の過程で元の脳は破壊されるので生きてる人間はまずやらない)。
主人公が元々SFファンなトレッキーで気さくな人で、宇宙探検とは願っても無いと、余り嘆かずにノリノリ。ブラジル帝国の探査船と戦ったり、地球を救ったり、そこそこ楽しくやっている。
自分と同じ宇宙船を建造して自分をコピーできるんだけど、直前まで同じ記憶を持つコピーなのに、結構性格が違うのがちょっと他の類似作品と違う所かな。
デルタ人のあたりは俺つえええ過ぎてどうも余計な話な気がしないでもない。
何か、主人公の好むSFネタがちょっと古めと思ったら、筆者は新人だけど50代とのこと。なんたる遅咲き。

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