先日、登戸で極悪人、岩崎隆一(51)が小学生を10数人と大人1人を刺した後、その場で自殺したという。
まぁ池田小事件の宅間守も津久井やまゆり園事件の植松聖も犯行直前に精神病院に入ってたし、大体、定義上、キチガイじみた事をやる奴はキチガイだろう、今度もキチガイのしわざでは?という根も葉もない訳でもない憶測に反発するあまり、勢い余って精神障害者の犯罪率は低いと書いちゃう人が。

しかも自分で上記の表を出してる中で。

平成30年版 障害者白書によると、日本の精神障害者は392万4千人日本の総人口が1億2643万5千人だから、精神障害者は人口の3.1%。
で、先の表で確かに犯罪総数のうち「精神障害者等(B)」は1.8%なので総人口比より確かに少ない。
が、よく見ると大半を占める窃盗、そして詐欺が少ないから全体も少なく見えるだけで、極悪非道の凶悪犯罪たる殺人は14.8%、放火は20.3%やんけ。つまり、殺人は健常者の4.8倍、放火は実に6.5倍に及ぶ。
とても誤差と無視できる数値じゃないと思うんだけど。つか際立って多いやんけ。
一応、記事中でも
罪名別でみれば放火や殺人の比率は高いが、精神障害者以外の人の方が比率が大きい。
と言い訳しているが、人口比を考慮に入れていないというか無視しているのは欺瞞ではないかな。
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