
エンターテイメント映画の文法―ヒットを約束する脚本からカメラワークまで
- 作者: 純丘曜彰
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 2005/06
- メディア: 単行本
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横書きで外来語大目だから翻訳かと思いきや著者は日本人の模様。
しかし私もこの手の本好きだなー。ゴルフ本好きだけど素振りしないヘタレゴルファーみたいな。丘ゴルファーと呼んで。
日本じゃエイゼンシュタインのモンタージュ理論が蔓延り過ぎという訳で世界標準(らしい)なグリフィスのマルチカヴァレッジ*1な編集を推す本。カット編集で新しい意味を生み出す、は空虚で寒い、実際に面白い出来事を効果的に伝えるのだ、つかエイゼンシュタインの理論だとステレオ音声で定位困るじゃん、みたいな。
「ヒットを約束」以外はサブタイトル通りで、脚本からカメラワークまでの定石(及びその英名)の解説が一杯。映像は定石多いなぁ。
ズームは10倍で5秒、パンは90度を10秒が標準。
*1:七人の侍 [DVD]で有名なあれ。カメラを複数用意して演技を一度に撮って後でインサート編集。