2007年01月

田口ランディその「盗作=万引き」の研究

田口ランディその「盗作=万引き」の研究

田口ランディの小説には盗作がある」「田口ランディの小説は駄作である」「田口ランディは悪人である」「田口ランディの住居はこんな豪邸である」「田口ランディメールマガジンの誤字脱字等」が渾然として何が言いたいのやらなゴシップ便乗本だった。悪口書けば良いってものでもないだろに。竹山哲*1「『盗作疑惑』の研究」とは名前が似てるだけで全然比較にならない浅い本なのは、書いてるのが私大文系中退者が多い*2のと何か関係があるのかは不明。
つか「盗作はいかに報じられてきたか」の章

西村みゆき... 大騒ぎに
小幡亮介 .... お咎めなし
山崎豊子 .... 大騒ぎに。
丹羽文雄 .... マスコミだんまり
庄司薫 ...... 中騒ぎ
平野啓一郎 .. だんまり

・女流作家だと大きく報じられる。
・近年になるにつれて扱いが小さくなる。
・近年は盗作事件で書評家に見解を求めなくなっている。

↑以外は読む価値ゼロ。

*1:大阪大学工学部卒業。 三菱電機(株)中央研究所量子エレクトロニクス研究部長等を経て、文筆活動に専念。

*2:大月隆寛は編者で巻頭と巻末にべらんめえ調で寝言みたいな事書いてるだけ。中身は章毎に別の筆者が担当している。

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SFミステリ傑作選 (1980年) (講談社文庫)

SFミステリ傑作選 (1980年) (講談社文庫)

んむ、これ、昔読んだな。アジモフのベイリ短編だけ飛びぬけて明快。ランドル・ギャレット作品はこの短編集収録のが本邦初公開だそうな。そうなのか。

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火山高 [DVD]

火山高 [DVD]

炎の転校生みたいな話。面白かった。最近はこういうのを学園異能ジャンルって言うんだっけ?
マー先生、生徒を殺す気満々とか、結局ハンニム大番長は冤罪で入所したままか、みたいな謎も多いけど来日コメントで「論理的に考えずに楽しんで下さい」とあるし。
あと特典映像でも監督が語ってたけど色が良いんだ色が。色補正重要。
ちなみにタイトル文字のフォントがグロンギ文字みたいだなー。

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一昨年の奴をネット大公開。

いや、効果音が抜けてるとか音楽のタイミングがいい加減とかボリュームが入れただけとか実は両者の進行方向が1部カットで変とか色々間延びしてるとか色々あるけどもういいや、という訳で公開。一旦公開すると後でチョコチョコ修正しても誰も見ないというか第一印象が全てというかなのでアレだが仕方無い。もはや元データは無いので一昨年の夏コミのDVDの自分用記念分のVOBファイルだけが頼り。
初のDVD前提作品でありShadeの技も覚えたのでまぁ良しとする。ただこのギラギラ感は研究の余地があるな。もっとMedia Studio Pro側で色調補正とか積極的に行うべきだったか。セル画部分は市販DVD*1から色を拾って塗ったからそんなにギラギラしない筈なんだがやっぱギラギラする…謎だ。と言ってもYoutubeじゃよく判らないけど。

*1:こみっくパーティー(1) [DVD] …やはりKSSモノは避けるべきだったか…でも瑞希の髪が丁度良いピンクだったんだよなー

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そいえば、作りかけの新作のコンテも入っていたんだっけ…。んー…途中まででも印刷しておけば良かった。

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私は、Javaだとオブジェクト指向っぽくコーディングするんだけどC++だと構造化っぽくコーディングする。殆ど一緒なのに何故だろう?まぁOSはJVMみたいに気合の入ったガベージコレクションはしてくれないという話なのでこまめにmalloc/freeすることになるであろうOOとは相性悪げ(メモリが断片化しそう)だがそういう問題以前に何故か使わない…。
アレか、利用するライブラリがJavaはOO形式が多いけどC++は割と普通のサブルーチン集だからかな。
ちなみに上で私の言うOO/構造化の区別って単にデータ領域を関数の呼び出し元で確保/管理するか呼び出される側で確保/
管理するかだけなので不正確*1

*1:確かメッセージがどうこうがアラン・ケイ派で、カプセル化・継承・多態性の方がビョーン・ストラウストラップ派(現在主流のはこっち)だったかな→もう一つ、「クックのオブジェクト指向(手続きによる抽象化手法)」というものがあるそうな。知らなかった。

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百年の誤読

百年の誤読

20世紀日本のベストセラーの書評対談。文学賞メッタ斬り!に似た感じの本で、無自覚なナルシスト臭な作品には罵詈雑言。特に大御所のソレには酷い。なんつーか、もはや高踏遊民アレルギーの高等遊民フォビア。でも五体不満足批判にはやけに気を使って言葉を選んでる辺りがまぁ何と言おうか処世術。
姿三四郎 (1953年) (市民文庫)はおもしろげなのでそのうち読もうかな。

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現代日本文学「盗作疑惑」の研究―「禁断の木の実」を食べた文豪たち現代日本文学「盗作疑惑」の研究―「禁断の木の実」を食べた文豪たち
竹山 哲

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先頭3Pまでの「解題」で内容が全て明かされて居る珍しい構成。
一応、盗作・剽窃・盗用、は「リライト」と言い換えてる。森鴎外井伏鱒二、リライト多過ぎ*1。つか翻訳感覚でリライトして出版してたみたい。
・盗作論議
 ・無断でなければ盗作で無い派
 ・材料の存在を作品発表時に伏せてると盗作だ派
 の二派(ていうか擁護派と批判派)があって話がかみ合わないとのこと。
・昔は自分の日記や体験談を小説にしてくれ、と作家に送りつける人が結構居たらしい。
・日記はリアリティをたやすく手に入れる為の格好の材料
・日本の文壇では伝統的に文体が重視されてきたので「文体が違えば良いじゃないか」ということでリライトに寛大な風土が醸成されてきた。アイデア(視点)・内容・構成は軽視。とのこと。
という訳で作家性は文体に宿る(とされる)ようになった*2のはかなり昔からみたい。とりあえず明治頃は既に。
よし、私もどっかのWEB日記をネタに(以下略)。なーに、さすがにアニメにまでしてしまえば判らんだろ。

*1:ちなみに両者共、元ネタ提供した人との関係は良好だったとのこと。

*2:リンク先で言う所の文体は、文章のスタイルのことよりも広い意味っぽいが。

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どう考えてもPD4Jの方が良いと思うのだが…

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針が進んだのは5年ぶりで、冷戦終結後では4度目。同誌は、針を進めた理由として、北朝鮮とイランの核開発や核拡散への懸念ほか、米国とロシアに依然として約2万6千発の核兵器があることをあげ、「第二次核時代の瀬戸際に立っている」と警告した。さらに地球温暖化の進行も、人類の破局へ近づいた理由に挙げた。

ショボッ。終末ってもっとさー、地上を三度焼き尽くす量の米ソ水爆大戦争で199x年に世界は核の炎に包まれてYouはShockな一触即発な雰囲気だったのに、100年後に気温が何度上がるかも、とか鈍過ぎる。北朝鮮やイランの核兵器で人類滅亡ってのもなー。冷戦終結で米ソ全面核戦争の目が無くなった時に1時間位は戻すべきだった。

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