作中に「ワセリンを目と鼻の周りに塗ると花粉を吸着してくれるよ」って台詞があって私は衝撃を受けた。
そうか、そういうことだったのか…。
話は今年の春にさかのぼる。
薬局で私は「塗るマスク」なる小さなチューブ入りの塗り薬を見かけた。何でもこれを目鼻の周りに塗ると周囲に静電気のバリアを張って花粉を弾くという。何たる嘘くささ…とは思ったけれども好奇心が勝り買ってみた。
塗ってみるとまぁハッカの香りでスースーはするが、電気がバチバチする訳でもなく、こんなもん効く訳が無い…筈だったのだが…意外や意外、塗った日と塗らない日では大違い。確かに効果はあった。
マジか。静電気の電磁バリアなのか?全く産毛がチリチリしないが…だが何せ花粉の粒子は滅茶苦茶小さいらしいからな。微量の電気でも弾かれるのかもしれない…でも、そもそも静電気…プラスかマイナスか知らぬが、とにかく半分ははじくが半分は吸い寄せる故、結果的には寧ろ空気中の微粒子を吸い寄せるんじゃ…。疑問は尽きないがともかく効果があるので使って快適に過ごした。効果があれば全て良し。全身麻酔は何故あれで意識を失うのかは未だ謎だが医者は手術に使っており、コンクリートは何故あんなに丈夫に固まるのかを人類は知らないまま高層ビル群を建設している。実は21世紀の今はまだ黒魔術の時代なのだ。
だがこの漫画により謎は解けた。怪奇は暴かれた。クリームの基剤のワセリンが目鼻の周りの花粉を吸着し、体内への侵入を防いでいたのだ。
電気関係ないじゃん!いやまぁワセリンが花粉を吸着する現象も根本は電磁気力っちゃ電磁気力だが…私の求める超電磁バリアはもっとこう…
。
…という大変ためになる漫画だったとさ。
2017年06月
ボーナス
そういえば実は昨日はボーナス日だったんだけど、金額控えてくるの忘れて怒られたので本日は控えて帰った。
昔はボーナスとか月給は、銀行振り込みした額を内側に印刷した封書を毎月各自に配ってたくれたのに、最近は各自のOA用パソコンでログインして見る方式だからつい忘れる。なんでも更に大昔は現ナマで支給だったと聞くが…。
つかボーナス額、無論、幾らでも良い訳ではなく多いに越した事は無いんだが、別に我が家はボーナスに生計を依存するような軟弱な家計ではないので支給当日に見るの忘れて怒られる*1のは心外である。仮に私が見るのをずっと忘れたとしても銀行に振り込まれてはいるんだからいいじゃん。
ところで、よりによって日本中で皆が会社から百万円位貰ってるこの時期に、百万円貰うどころか90万円を会社に支払った人が居るそうな。
まず「会社から部下6名を引き抜いて同業他社に転職」なんて陰謀は、読んで字のごとく「陰で謀る」ものであって、なんで計画どころか腹案段階でTwitterで公開してるんだこの人は。そんな事では事が露見し失敗するのは必然。
そして会社も会社で、領収書の但し書きに一体何と書いて受け取ったのか…。
登場人物全員訳が分からんので嘘松臭い。
ギャンブル依存症問題
今度カジノが出来るってんで、民草のギャンブル依存症を心配する余り、お上はなんとマイナンバーカードで入場回数をカウントして回数制限するそうな。ハイテク!
しかしだ。
競馬競輪競艇競女オートレースと公営ギャンブルが大変盛んな事に加え、街にはパチンコ屋に雀荘が立ち並び、果ては現人神、天皇陛下の御名を冠したサッカー大会まで堂々と賭け事の対象とする不信心賭博大国大日本に生まれ育った日本男児たちが、今更、西洋賭場の一つや二つ出来た所でどうにかるものだろうか。
カジノごときで病むような軟弱者は全員、とっくの昔にパチンコ中毒になって死んでいる。今現在、生き残っているのは淘汰を潜り抜けたエリートギャンブラーのみ。統合型リゾート施設何するものぞ。
カジノの話の時だけギャンブル依存症ギャンブル依存症煩いのは不自然だ。恐らく胴元がお上でないのが気に入らないのだろう。野球賭博は草の根分けても取り締まる一方、サッカーくじを堂々販売するのと同じ理屈だ。だったら作るなよという話である。
そう!ヤクザと貧乏人がIR周囲をうろつきそうなので、我が街の近辺には作らないでください!外国マフィアとか来たら怖いし!地価が下がる!いやべつに下がってもいいけど。
中学校、部活に気合い入れ過ぎ問題
「中学校の部活動、ブラック企業の元凶?」なんて記事がある。
ネット民はスポーツが大の苦手でかつ一致団結大嫌いだからすぐ「部活は廃止せよ」とか言い出すが、何事につけ子供は食わず嫌いなものなので渋々取り組んだら面白かったという事はままある。色々なスポーツをやってみる機会が貧富や親の意欲に関わらず皆にあるのは素晴らしい事だ。
んで、実は「中学の先公ってのは無能な働き者だから放っておくと部活指導に熱を入れ過ぎてまずい事になる」という事を、何と敗戦直後から文部省の官僚たちは既に見抜いていて、1960年代半ばまでは抜け目なくここに対する対策が取られていたんですね。それを崩したのはスター選手育成を求める国民の熱い声であり民意。この辺の経緯は「ブルマーの謎: 〈女子の身体〉と戦後日本」に詳しい。意外な良書だ。
何が言いたいかというと、部活動暗黒面の元凶である勝利至上主義と精神主義を教育の場から排除し、民主主義教育の一貫としての中学体育を再生するためには、日本陸上競技連盟と日本水泳連盟の影響力を排する必要があり、そのためには、これは少々意外で奇異にすら感じるかも知れないが、女子中学生の体操着をブルマにすることが必要不可欠という事だ。
無論、良いことばかりではない。中学生のスポーツから日本陸上競技連盟と日本水泳連盟を排すると、オリンピックで日本は間違いなく弱くなってしまう両刃の剣。金メダルを取るかブルマを取るか、二つに一つ。私はどちらかというと後者を取りたいがこれが多数派かどうかはわからない。
ちなみに、ブラック企業というのは社員をこき使ってしかも金を払わない企業の事であり、重要なのは「金を払わない」事の方。たとえ毎日8時間労働であろうとも金を払わなければブラック企業であり長時間労働はオプションなので、中学生の部活云々はこじつけだ。
左翼はなぜ衰退したのか (祥伝社新書)
朝日新聞記者による吉田松陰からネット右翼までの日本左翼/右翼のあっさりした近現代史と考察。「右翼」「左翼」の定義も色々あるが、本書は左翼政党の昨今の衰退を論じているので左右は政党とリンクしている。つまり自民党支持者が右翼、社会党支持者が左翼だ。うむシンプル。
んで何故衰退ってそりゃ理想としていたソ連を初めとする共産圏が崩壊したから…というのは常識だが、崩壊のずっと前から「共産国の恐怖政治社会、あれはいかんだろ」というのは分かっていた訳で。何故崩壊まで本邦左翼は栄えていたのか。本場欧州の左翼は60年代早々に共産主義から離れ、資本主義の枠内の活動へと舵を切り今でも影響力があるのに対し、本邦の左翼は90年代まで延々浮世離れしたマル経やってたのは何故か?という話。著者は極東の島国という地理的条件でソ連の脅威に晒されなかった点と太平洋戦争での大敗北により日本社会全体に右翼への警戒感があった事を挙げている。
尚、左翼が伸びる社会条件として「経済全体のパイが拡大する中で格差拡大している状況」が挙げられており、これはつまり、パイと格差の拡大で成り上がった勝ち組の子女の人数が増え一定の層を成し、知識人やエリート学生としてのんびりと貧者を憂い平等な社会を目指し改革を煽る時に伸びるという事だ。また金持ちにしてもパイが増えているなら貧乏人に多少分け与えようという気分にもなろう。今の日本は人口減による経済の伸び悩みでその条件が整わないと。
本書に抜けている点としては、今や自民党の現職総理大臣が経団連幹部を呼びつけて労働者の賃上げ要求したり長時間労働是正を目玉政策の一つに掲げて進めているという捻じれ現象に触れていないのが挙げられる。つか2014年の本だから「働き方改革」はまだか。
それにしてもやる度に韓国との中が冷え込む、サッカー国際試合の害悪は球遊びと侮れないものがあるな。オリンピックはまだ一応国際親善してる面があるのにサッカー恐るべし。諸外国では暴動略奪テロリズムの温床となっていると聞くし、そろそろサッカーは卒業すべき時期ではなかろうか。
20世紀を振り返ると、前半はやや左傾化した後に急激に右傾化し、敗戦に至る。後半は一気に左傾化してその後も左翼が強い時代が続き、終盤になってから右傾化の兆しが出て来た。
日本社会が最も「左傾化」した時期は、戦後の混乱期を別にすれば、60年の日米安全保障条約改定への反対運動が盛り上がった、いわゆる「60年安保」の際と言える。改定内容自体は、時代の推移による必要な手直しという側面が強かったが、親社会主義、親ソ連の左翼政党は、日本がアメリカ陣営の一員として固定されることを嫌って反対し、左翼系知識人もそれを応援した。非武装中立志向にも大きく影響し、それは日本の左翼の特殊性になってゆく。
非武装中立は左翼の間で統一可能なスローガンになっていた。この時期の日本での非武装中立とは、アメリカ離れ、ソ連接近、自衛隊解消を意味していた。その後、曲折を経て「護憲」が左翼政党のテーマになり、それは21世紀も変わっていない。
56年には東ヨーロッパのハンガリーでソ連支配に抗議する民衆運動が起こり、ソ連がそれを鎮圧して多数の死者が出た(略)北方領土問題くらいしか摩擦の無い日本とは切実さが違ったのだ。そうした現実から、西ヨーロッパの左翼は社会主義、特にその中でも有力なマルクス=レーニン主義を相対化するようになっていった(略)こうした西ヨーロッパでの動きに、日本の左翼政党も左翼知識人も余り関心を示さなかった。「60年安保」の熱気を保ったまま、岸政権の次の池田隼人政権になって高度成長が本格的になり、日本国民の生活水準が飛躍的に良くなっていくなか、左翼は目標とする革命の意義をすっかり見失う。
日本と同じ侵略・敗戦国のドイツが戦後、被害を与えた周辺国の理解と信頼をある程度得られたのは、東西冷戦の最前線でソ連の圧力を受け止める立場だったことが大きい。
21世紀の日本の右傾化は、左翼が教条的に批判してきたような「いつか来た道」つまり20世紀前半までの左右対立の果ての右傾化→侵略戦争→敗戦とは明らかに異質のものと分かる。東アジアにおける国際政治力学の変化とリスクの増大、左翼的理念のある程度の達成とその後の行き詰りが主な要因と言えよう。
木根さんの1人でキネマ 2 (ヤングアニマルコミックス)
木根さんの1人でキネマ 2 (ヤングアニマルコミックス)
マッドマックスは大好きだがビリギャルは断固見ない木根さんの漫画。お涙頂戴が苦手なのか。部下の勧めるジブリ映画を見ない為に左程仲良しでも無い同居人を飲み会に召喚とかそこまでせんでもといいつつちょっと分かるような。
法事
去年のお葬式の一周忌。
ここのお寺はお坊さんが二人来て木魚担当と鐘担当に分担してお経を唱える。
それにしても最近の法事は椅子で大変助かる。大昔、お爺さんとか大叔父の時は正座で辛かった。
職業としてのアキバ・メイド (中公新書ラクレ)
「メイドリフレ」なるマッサージ(?)屋で働いていた人の本。内容薄いけど結構面白かった。「リフレ」ってのは「リフレクソロジー」の略だそうな。知らなかった。適当にリフレッシュか何かかと思ってた。となると「JKリフレ」は「女子高等学校生徒リフレクソロジー」か。
中身の大半は、メイド喫茶やメイドリフレに来る変な客とか変なメイドの話なんだけど、メイド喫茶の話なのかメイドリフレの話なのか分からない事が多いのが少々難点だ。メイドは何故かリストカッターとメンヘラが多いそうな。あとメイドリフレで人気の定番オプションが「ビンタ」とか。恐るべし。それにしても客の話よりもうちょっと業務の話を聞きたかったような。
あとどうもメイド喫茶って、意外にも、アンミラとか(今は亡き)ブロパのような「ウェイトレスの制服が可愛い飲食店」とは一線を画した水商売なのね。ただし店員たちの意識としてはキャバクラとはまた全くの別ジャンルだそうで稼ぎも桁が違うそうな。まぁ酒とお茶じゃお客の単価も違うだろうしそうだろうな。
あの極悪人・林貢二(当時42歳)が、山本耳かき屋店員の江尻美保さん(当時21歳)とその祖母鈴木芳江さん(当時78歳)を自宅で滅多刺しにして殺害したにも拘わらず何故か処刑を免れ無期懲役となった所謂新橋ストーカー殺人事件は当時メイド界隈でも大問題になったそうで(そりゃそうだ)ストーカーになりそうな怪しい客は居ないか店長が聞いて回ったりとか。やっぱ、可愛い女の子が相手してくれる事を売りにする店にヤクザな用心棒が控えている事は必要悪なのかも知れない。なんでもキャバクラなどでは酔漢の不埒が目に余ると超怖いお兄さんが出てきてつまみ出されると聞く。山本耳かき屋にも暴力団の用心棒が居たら林貢二(当時42歳)がしつこく迫った辺りで出入り禁止(物理)になっていたのでは…。
あとチラシ配りが過酷な業務という事が何度も書かれていたので今度秋葉で配っている横を通ったら受け取ってやるか。行かないけど。
ただ、メイドさんたちにご主人様たちを笑顔にしたい、楽しんでもらいたいという気持ちがまったくないという訳ではない。
お、おう。
それにしてもまさか「リアルPiaキャロット」のネタ企画がこんな秋葉原の一大名物になるとはな…。嘘から出た真とはまさにこのこと。昨今の萌え産業、クールジャパンを作り上げたのはカクテル・ソフトと言っても過言ではないだろう。最も偉大なエロゲメーカーは葉でも鍵でもまして型月でもない、F&Cである。
EUの法律に違反した疑いでサンリオを調査
さては、ついにハローキティがミッフィーのパクリだということがバレたのか…。
と思ったが
国境を越える販売やインターネットを通じた販売を妨げている可能性があるということです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170615/k10011018341000.html
限定ご当地キティが噛みつかれた気がするな。
アニメロサマーライブ恐るべし
いや行った事は無いんだけど。
2015年には、会場内で蜂蜜やキムチを頭からかぶったり、酒の一升瓶を持ち込んで座席で割ったり、エアガンを発砲するなどの迷惑行為がネットで報告されていたほか、16年のライブでは、会場にゴキブリ数十匹をばらまいたとして、17年3月、33歳の調理師の男が威力業務妨害の容疑で埼玉県警に逮捕されている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1706/12/news097.html
ゴキブリ男は大阪府東大阪市鴻池徳庵町に住む調理師、川谷一幸容疑者(2017年当時33)だそうだが凄いねー。最近、鉄ヲタの活躍が目覚ましかったが、声優ヲタも中々やるじゃないか。さすがアニヲタとドルヲタの悪魔合体。エロゲヲタの諸君もそろそろ何か事件を起こさないと置いて行かれるぞ。調教ゲームの影響で監禁とか。
いやしかし他の客には迷惑だが所詮はコップの中の嵐、影響範囲では公共交通機関の鉄ヲタには一歩譲るか…。ただ鉄ヲタの悪事は恐ろしく傍若無人ではあるが動機自体は「好きな構図で写真を撮りたい」等、分からんでも無いのに対し、コンサートで蜂蜜やキムチを頭から被るのは訳の分からぬ狂気。エースが戦う鳥ならばナインは希望の星であるように、鉄ヲタを池沼とするならば、声優ヲタは狂人と言えよう。どっちがマシかというと…どっちも嫌だが、ただ、馬鹿は治らないのに対し、気違いは最近は症状によっては薬でその狂気っぷりを抑える事が可能なケースもあると聞くので、やはり声優ヲタの方が微妙にマシかな。そいえばふと思い出したんだが、明治大学図書館で暴れた身長154センチ52キロ23才で大学1年生の女、また迷惑をかけたらしく措置入院するとかで警官と精神病院に向かった記事を最後に更新が途絶えているな。