2017年07月

公務員試験には論理があると風の噂で聞いたんだが…。

1.「『死ぬ・死ぬ』という人は本当は自殺しない」
これはかなり広く信じられている誤解です。しかし、自殺した人の8割から9割は実際に行動に及ぶ前に何らかのサインを他人に送ったり、自殺するという意思をはっきりと言葉に出して誰かに伝えているのです

自殺についての5つの誤解

1.死ぬと発言した人の殆どは自殺しない。
2.自殺した人の殆どは生前、死ぬと発言していた。
は両立するだろう常識的に考えて。
なんで2を以て1を否定しているんだ。
まさか1が「殆ど」ではなく「一人残らず全員」という設定なのだろうか。俗説の人もそこまで行っていないよ、というか如何なる発言だろうと「その発言をした人間は一人残らず全員自殺しない」とか在り得ないから。何かの呪文ですか。
役所がこんな詐欺みたいな話で市井の民を騙して良いものか。
そいえばゆとり教育を受けたゆとり世代がもう社会人になって久しい聞くがまさか…。

完全自殺マニュアル
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 凄く薄い本。物理的な意味で。全72頁。
 ゆとり教育を止めたのが2003年、2013年に同じ学校で学力調査したら多少回復していたとのこと。ちなみに1989年が最も学力が高かったらしいのでゆとり教育恐るべし。やっぱ勉強時間が長いと勉強ができるようになるという身も蓋も無い話。
 …と言っても調査対象が大阪の同和地区の小学校16、中学校11なので結構偏ってるな。
 教育系の統計分析って毎度、街灯の下で鍵を探す感が凄いんだけど、これもそう。なんで生徒達自身の視力・聴力・知能指数等々の身体スペックを全然調べず、親が地域の行事に参加しているか?とかアンケート取って相関係数とか調べてるんだ…。阿呆ですか。親ばかり見ないで本人を見よう。

「保護者の地域の行事への参加率が学力と正の相関を持っている」という結果は、地域における人と人とのつながりが学力に影響を与えているという可能性を示唆する

とか。何か以前も別の所で「朝飯を食う子は勉強ができる」という新聞記事が笑いものになっていたがアレを思わせるな。地域行事に参加するような親の積極的な性格が子に遺伝して子供も学習に積極的に取り組む…とかそういうのは一切考慮の外。何となくで美談を志向する。
 だがまぁ、PISAもTIMSSも本邦は世界のトップレベルに君臨しているので日本の教員は立派であり文句は無い。これが民間企業の−カーの不具合分析だったら怒られるけど。
 ちなみに

それが2013年になると、まず、「家庭の教育的環境」の影響が大きく弱まり、統計的な関連が見られなくなった

だそうな。もういい加減ブルデューから離れてはどうか。

調査報告 「学力格差」の実態 (岩波ブックレット)
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ふと思い出したんだが、何年か前に、エロ同人誌を民主党に送りつけてコミティアを潰す!と息巻いてた人が居た
何か良く知らんけど彼方此方のピアノサークルで鼻つまみ者だったっぽいが…
今やTogetterも削除ばっかりだし、本人のサイトも(多分永久)メンテ中とらのあなの「織姫オペラシアター」も作品数0。ただTwitterとはてブはまだ健在
で、当のコミティアも未だ健在っぽいし民主党民進党になっちゃうし、結局、どう治まったのだろう…。エロ同人誌が集まらなかったのだろうか…。いやしかしティアの端っこ行けばいっぱい売ってるし。確か当時界隈が戦々恐々だったんだけど…。 

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単なる事実を提示しただけの文章を、あたかも価値判断を下したかの如く受け止め、その読み手側が勝手に仮想した価値判断に対して強く倫理的非難をする、この一連のプロセスの途中で何のセルフツッコミも発火しない人々は修行〜知的訓練と言ってもいい〜が明らかに足りないのではないか。
http://b.hatena.ne.jp/entry/b.hatena.ne.jp/entry/twitter.com/daijapan/status/887474372486643712
http://b.hatena.ne.jp/entry/twitter.com/daijapan/status/887474372486643712
https://twitter.com/daijapan/status/887474372486643712
中には優生学云々言い出す蒙昧までいるし。優生学は人間自身に対する品種改良を探る学問。繁殖に関わらない健保は無関係。
不都合な真実アレルギー恐るべし。

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Rayたそ引退ときいて。
To LOVEるのOPとか歌ってた黒目がち色白ロリ顔巨乳アニソン歌手ですな。美人だけど決め顔はどこか不気味な…。なんだろな、色白過ぎるのか、黒目がでかすぎてカラコンっぽいのか。芸能人より美人コスプレイヤーに多いというかレイヤーが目指す美人顔というか。
よくCMで見かけたので人気あるのかと思っていたが…。川田まみとか藍井エイルとかアニソン歌手引退ブームなのか。まぁ最近は声優が歌うから歌手専業だと厳しいのかも知れない。そもそも歌の善し悪し以前にアニメの人気不人気で決まりそうでもあるギャンブル。昨今はポピパを差し置いてどうぶつビスケッツミュージックステーションに出演する有様だ。まさに水物。ショービジネス恐るべし。
んでRayのTo LOVEる以外の最近のは…わかば*ガール蒼の彼方のフォーリズムろんぐらいだぁす!、か…んむ、厳しい。タイアップ厳しい。ろんぐらいだぁす!、曲の「♡km/h」は良いんだがいかん、あのアニメはいかん。
それにしてもこのCD、全体的に低音と高音の強調が激しすぎてドンシャリドンシャリ、特に最初の「sign」とかもはやボーカルがよく聞こえない有様なのは如何なものか。
収録されてる中ではやっぱTo Loveるダークネスの「楽園Project」が一番良いですな。曲は明るいのに歌詞がリト君を狙うモモ様視点で愛が重くずれてて怖いという。
初回限定版は特典CDというCDがもう一枚とBlu-rayが付いてくる徳用。だが我が家には+Blu-rayプレイヤーは無い。特典CDはまぁ、んー。B面だな。あとコンサートチケット優先購入券がついてきたが、今週末じゃん!無理だ。

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たしか小学生の頃読んで、ウェルズの火星人の話と混同してた本。宇宙人に脳改造支配されて百年位経った地球の少年の冒険譚
…の前日譚が本書だ。トリポッドが地球にやってきて人類を支配するまでの話。イギリス軍がチャレンジャー戦車やハリアーでトリポッドと戦う*1
なんか1988年にトリポッド三部作に追加されて四部作になったそうな。んで和訳の本書が出たのが2004年。
何せ前日譚なので人類が敗北するのは読む前から分かっているんだけど、無力な少年視点なのでそこそこスリルがあった。
ちなみにどれ位無力かと言うとパパとママの制止を振り切り

いちかばちかで、アクセルを床まで踏まなくてはならない場合も、時にはあるのだ。飛行機のなかで考えた、キャップをして生きるのと、キャップをせずに死ぬのとではどちらがいいかという自問への答えも、もうぼくのなかでは出ていた。

とか格好良い事考えて敵地に乗り込んでたちまち捕まって、パパに助けてもらう位。
まぁどうにもならんものはどうにもならんあたりがイギリスSFっぽいよな。
イギリス人は宇宙人にも友好的だったので忽ち侵略され、スイス人は排外的だったので少々持ちこたえるというのが面白い。さすが民間防衛。
それにしても、この西島大介のちんちくりんな絵柄の表紙と挿絵は何だ。舐めてるのか。武部本一郎とか小松崎茂とか吉田郁也を呼んでくるのだ。凹村戦争?知らんがな。
解説中に「ポストホロコースト」という単語があって、そいえば昔は「人類文明滅亡後の未来の話」はそう呼ばれていたような。最近は「ポストアポカリプス」と巷では呼ぶ感じだけど、何時頃から入れ替わったんだっけかな。
この文庫が出た2004年まではきっと「ポストホロコースト」が優勢だったんだよな。

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*1:因みにトリポッド自体は弱くて、ハリアーの爆撃ですぐ木端微塵にされる。

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実話BUNKAタブーといえば、与党も野党も体育会系も文化系も金持ちも貧民もとにかく全日本全方位を口汚く貶す酷い雑誌で通常は、高尚なネット民の視界には入らない訳だが、沖縄県を貶す回だけはネット民の注目を浴びてごらんの有様である。彼等は特に沖縄県民と言う訳でも無いようだ。
沖縄県には貶す事を憚られる何かがあるのか。まさか都道府県人口25位の大集団、沖縄県民を捉まえてマイノリティとか言わないだろうし。いや、やはり日本列島の本州から遠く離れた離島故にミソッカス扱いなのか。ちなみに沖縄県民の平均年収が全国最下位なのは、おそらく大きな河が無く重工業が発展しなかったからだろう。
ちなみに我らが帝都大東京などはやれ砂漠だのテリブルだの空が無いだの昔から酷い言われような上に、東京都民は政治力に於いても「一票の格差」で有名なように酷い差別を受けているのだが、識者からは特に文句は言われていない模様。群馬茨城も割と貶されるよな。

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先日来、肩がエライ事になって可動範囲が狭まりシャツを着脱するにも少々不便していた訳だが、先ほど試みに親指で肩を揉んでいたら肩がピリリ!として、その後可動範囲が少々広がり、右手で左肩を掴めるようになったのである。たわば。

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ポール・ストラザーンのシリーズの装丁変わったなー…ってあれは「90分でわかる」シリーズか。
こっちのは「90分〜」と違って、著者自身の主張がめっちゃ入ってる。あと、訳の所為なのか元の文章がそうなのか例えば「○○できる」を「○○することができる」と長く表記する癖がある。
それにしても史実や社会調査からではなく、主に極端なケースでの例え話を論拠として話を進めるこの学問(?)はどうも何か怪しい気がするんだよな…。

彼が自己に関するものだと分類する振る舞いによって、人々が気分を害することがある、とミルは認めていた。しかしながら彼は、何かによって気分を害するのは、そのことによって危害を受けることと同じではない、と主張した。
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そして、我々が結局ミルに同意するようになると思う理由の一つとして、自由に関するミルの原理をいったん捨て去ってしまうと、留まるべき明白な限界点がなくなってしまうように思える、という事がある。例えば、健康に良い食事をとるよう国家はその国民を強制すべきだろうか。

最初の国連人権宣言をはじめとする人権に関する標準的なリストには、もっと議論の余地がある項目が含まれていることが分かる。()そうしたものが本当にあらゆる形態の人間の生にとって本質的なものであるのかどうかには疑いの余地があるのだ。
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短いリストにはなく、長いリストにのみ登場する権利は厳密に言うと人権と呼ばれるべきではない、と結論づけて良いのだ。()長いリストに属する権利を<我々の政治共同体内の個人に対する基本的な保証として認められるべき権利>と言う意味で、市民権と呼んでおこう。そして他の共同体内では、これと異なる一群の権利が支配的であってもかまわないのだ。

多文化主義的な社会において、他の集団が抱いている文化的価値観への敬意が広範に広がるということは重要な善の一つである。それと同時に、人々の表現を委縮させるような<政治的な妥当性の基準>*1という制約に屈しない事も重要なのだ。

各個人のあいだにある本当の公正さを保証する-本当の功績を明るみに出す-というのがその関心である時にのみ、積極的差別待遇は正しいのだ()この条件を越えて適用され、ある特定の集団の一般的地位を他の集団よりも押し上げるための手段となるようなことがあれば()正義の問題ではなくなっているのだ。

帝国の力に抵抗することができると同時に、都市国家が持つ長所のいくつかをそれでも体現できることが明らかとなった政治の単位が、国民国家なのであった()
ネイションの文化が持つ影響力は、ネイションが独自の国家をもっているばあい、とりわけ強力になる。()
党派の間に信頼があるということが「民主的な自制」と呼ばれるものの可能性を高める要素の一つなのだ()
人々が他者を、特に個人的に知っている訳ではない他者を、もっと信頼するように促すものはいったい何であるのかを問う必要がある()
ネイションというアイデンティティが役立つ可能性がある。
()
正義の条件に基づいて他者と共生することに人々の関心を向けさせるうえで、最低限の紐帯をネイションに基づく共同体は提供しているのである。

訳者解説より

重要なのは、そのコミットメントを使って合理的な議論を展開することである。コミットメントをただコミットメントとして主張するだけでは、単なる情緒主義に終わってしまう。事実やモデル、理論などを駆使して、他者に対して自らのコミットメントを正当化するという行為が、自らののコミットメントが本当に道理に適ったものであるかどうかを吟味する最良の方法である。

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どうもスリープで畳んで数時間放置するとタッチパネルが暴走(?)して、触れても居ないのに1秒に2回ペースで自動誤タッチが始まり、操作不能。
まぁ毎回電源を落とせば問題無いんだがついうっかり。
あと、スリープしても畳まなければ発生しない。これは一体何だろう。熱暴走的なものかしら。
タッチパネルは今や使わないから、

にしておけばよかったか…。

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