FrashやAfterEffectsやToomBoonにはRoughAnimatorのデータをインポートできると聞き、実はRoughAnimatorのデータ構造は簡単なのかしら?とiPadにも関わらず頑張ってヘンテコなエクスプローラもどきを使って調べたら非常に簡単だった。
「プロジェクト名.ra」というディレクトリがroot
0129a

直下に一つ0000.pngという画像ファイルがありこれが背景。
data.txtの1行目がfps数。他の行は不明。
camera.txtの中身が
cameraWidth:1280
cameraHeight:720
-1:0,0,100,0
で、縦横の長さ。
0001,0002,...の数字のディレクトリが各レイヤー。数字が小さいほど下になる。
各ディレクトリの中は
0129b
画像データとlabel.txt。
画像データの名前は0000.0024.pngや、0001.0003.pngのような形式になっていて、最初の4桁の数字が番号(ディレクトリ内連番。フレーム番号ではない)で、後ろの4桁が表示時間(フレーム数)。
label.txtはRoughAnimatorで表示するレイヤ名。謎の改行が色々入っているが不明。
画像の大きさはどれも同じで、camera.txtに入っている大きさ(もしかするとカメラの大きさと画像は不一致になるケースはあるのかもしれない)

つまり、ディレクトリ構造と各ファイル名が分ればタイムシートは逆算できる。
もうVC++も忘れてしまったしlibpsdもHDDの藻屑と消えてしまったが、ImageMagicなりGhostscriptなりを適切に使えば各フレームをPSDにして書き出す事もおそらく可能だろう。JMagicなら以前使った事がある(処理が大変遅かったが)。
iPadで使い易いRoughAnimatorで線と影指定を描いて、レイヤ演算豊富で塗るのが色々楽なPaintGraphicなりMedibangPaintで塗り、MohoなりVEGASなりに入れる事も出来る筈だ。
Ghostscript Another Manual
江口 庄英
ソフトバンククリエイティブ
1997-09T