Mohoでレイヤ移動をさせると、デフォルトではMoho君は気を利かせて、引き始め/終わりでいい感じにスムーズに移動を開始、終了するように引く量を自動調節してくれる。
大体便利な時が多いのだけれど、人物が歩いている時に背景を引くような場面に使うと、カットの最後で歩行を止めて停止するように見えてしまう
レイヤ移動の設定をデフォルトの「スムーズ」から「線形」にすると引く距離が等間隔になるのでこれは避けられる…ような気がするが何故か効かなかった。
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理由は、この設定をレイヤ移動の終点に設定していたため。終わり部分を線形にしたいからって終点に設定しても駄目なのだった。
レイヤの動かしっぷりの設定は、移動の始点に設定したものが有効になる。というか設定した時点の後ろに効いてくる。
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なので、最初はスムーズに始まり、途中から等間隔にしたい場合は、カットの途中にキーフレームを作成して、移動の開始には「スムーズ」とか「イーズイン」を指定、追加したキーフレームには「線形」を指定する。
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ただこれでも始点~途中のキーフレーム間までの間の末尾がスムーズに止まるように補間されてしまうので完全ではなく一瞬引く速度が緩んでしまう。

おそらく本当はベジェに設定して曲線でコントロールするのが良いのだろうけれどイマイチ使い方が分からない(ベジェに設定しても曲線の操作の仕方が分らん…)。
今回のカットの場合は、一瞬速度が緩んだ方が良いので使ったけれど…。