第二次世界大戦勃発直前の頃の日本に火星人襲来!その名も「火星太郎」。
というから「火星人類の逆襲」的な話かと思いきや、天文学者の秋津教授と商社マンの皮を被った海軍スパイの猪狩を主人公とする真面目な話だった。というか火星人と思ったらオリオン座の方から来たオリオン集団とのこと。「火星太郎」改め「オリオン太郎」。太郎たろうタロウ、ウルトラマンタロウ。
UFOではなく、各国の爆撃機や潜水艦を模した兵器であちこちにチラチラ出没して示威行動するあたり、当時の地球人が理解しやすく気を使っているな…。
宇宙人との戦い?はまだ始まったばかりというかまだ始まってない感じ。始まらないかもしれない…。






火星人類の逆襲 (新潮文庫)
横田 順弥
新潮社
1988-05T