ハリウッド・スターはなぜこの宗教にはまるのか (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ) : 第三次ねこら対策要塞基地日誌

サイエントロジー教会を取材したBBC記者が数々の嫌がらせを受けた体験を記した本。サイエントロジーの内容については余り記述無し。タイトル詐欺だな。
サイエントロジーとかダイアネティクスってアメリカSFの歴史本にたまに登場するアレ。ネタだろ、と思ってたが未だに続いていたどころか発展していて、1993年にはクリントン政権下で宗教として認められたそうな。ただ、お布施が激しかったり家族離散させたり悪行も結構やっててアメリカ以外ではカルト扱い。BBCはイギリスだから本書もカルト扱い系。
開祖が「バトルフィールド・アース〈1〉踏みにじられた「地球」」のSF作家、L.ロン・ハバード。
SF作家が自作の設定を元に宗教を開くとは、もしも平井和正が本当にGENKEN作ってたらこんな感じかしら。
トム・クルーズやジョン・トラボルタ、トミー・デイビス、カースティ・アレーも信者と書いてある。特にトム・クルーズは結構熱心な信者とか。
それにしても宇宙生物サタンのジヌー王が７５００万年前に地球に飛来して云々と、空飛ぶスパゲティモンスターもかくやというサウスパークでもネタにされるような馬鹿話*1なのによく信じられるな…。
フロリダ州のクリアウォーターが本拠らしい。
ちなみにL・ロン・ハバードの嫁の名前が「メアリ・スー」。もしやあの「メアリー・スー」の元ネタかしら。地球の平和の為に米国政府の機密文書入手を企て、合衆国政府転覆を謀った罪で本当に逮捕されたそうで。すごいな。