「こじらせ女子」は2014年の流行語大賞候補だったそうな。すごいな*1。
いや先日、自宅で「事故」にあい40歳で亡くなったニュースが流れた時にはてなー達がやけに悲しんでいたので誰だろう?と読んだ。かつてはてなダイアリーやってたのね。それでか。ちなみに私は雨宮処凛とちょっと混同してたが雨宮天とは区別峻別していたのでぎりぎりセーフ!
それにしても只今Web連載中の記事が
「40歳になったら、死のうと思っていた。」桐野夏生『ダーク』の有名な冒頭の一文である。
40歳がくる!
…で、「事故死」で享年40歳とはなんたる「偶然」。四十路には勝てなかったよ…。尚、直前には「計らずも」生前葬的な事になってしまった催しまで行っており、実に念の入った「偶然」。いやぁ奇遇奇遇。
んで、本の内容は当人の半生記だ。
職業はAVライターだそうな。「AVライターとは新作アダルトビデオのレビューや撮影現場レポートを書いたり」。そんな職が成り立つ程にアダルトビデオ市場はでかいのか!と思ったら「主要メーカーのリリースだけで月に1000本以上」とのこと。マジか。アダルトビデオ恐るべし。AVライターの前はエロ本出版社で投降雑誌担当。ああいう雑誌への読者投降は大変活発でヤラセなど載せてる隙間は無いそうな。マジか。投稿雑誌も恐るべし。つかエロ系ばっかりだな。
この人、だいたい1ページに1回のペースで自らの女性的魅力に自信が無い旨を書いている割には、大学4年時に友達の彼氏を寝取り略奪、卒業後はバニガのバイトしつつテレクラで男漁り、AVライター業で知り合ったAV監督と寝まくり、巻末の対談では
久保「でも向こうは、私から熱心に話しかけられて、ちょっと「俺、愛されてる?」みたいに思っている自信が見え隠れしてんの!」
雨宮「さすが童貞!」
ま、まぁ、エッセイストはキャラ作りが重要だからな…。それにしても寧ろ自信満々に見えるしだいたい「女だから」と過大/過小評価されるのが大変嫌と繰り返し言いつつも本のタイトルがこれで、文庫版の解説が上野千鶴子である。
ちなみに「内面化」って便利な言葉だな、とw。検証不能なので論ずるに値しないが。
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*1:ちなみに、その年の大賞は「ダメよ〜ダメダメ」
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