およそタイトルに「韓国」が入った新書は右か左に振り切れてて碌でもない(最近は右が流行りか)と言うのが定説だが、本書は良書と聞くので読んだ。
韓国人は、済州島4.3事件で3万人、保導連盟事件で10万人以上、人民革命党事件で捏造冤罪裁判で死刑8人、光州事件で死者行方不明者数百人と、保革の対立で国民同士が活発に殺し合ってるので保革の対立が非常に激しく、中央主権制度の社会なので大統領が変わると何故か放送局のアナウンサーまで変わるのね。
韓国人は、済州島4.3事件で3万人、保導連盟事件で10万人以上、人民革命党事件で捏造冤罪裁判で死刑8人、光州事件で死者行方不明者数百人と、保革の対立で国民同士が活発に殺し合ってるので保革の対立が非常に激しく、中央主権制度の社会なので大統領が変わると何故か放送局のアナウンサーまで変わるのね。
大きく括ると、企業経営陣、高齢者層、「嶺南」と呼ばれる南東部の慶尚道地方は、保守。これに対し、労組、若者層、「湖南」と呼ばれる南西部の全羅道地方は、進歩。
韓国の場合、安保でこそ、保守派と進歩派は決定的にスタンスが異なる。北朝鮮に関して、保守派が「敵対する事実上の国家」という視座で捉えるのに対し、進歩派は「同じ民族であり、統一を果たすべき同胞たち」という、民族主義を優先させる。
対北朝鮮政策の変化が日本にとっては最もインパクトが大きいが、韓国の国民にとっては、労働政策や大学の入試制度を含めた教育制度が政権ごとにころころ変わることのほうが切実な問題が。自国の歴史に関する教育でさえ、大統領の路線次第で変わる
代表的な冤罪事件としては、「人民革命党事件」が挙げられる。()KCIAによる捏造であった。検察も証拠の乏しさから捏造ではないかと見抜いた。しかし、強権的な朴政権の影響下に置かれていた当時の至宝は、最終的に被告たちに有罪判決を言い渡す。
このように、韓国社会全体が進歩派の価値観に沿って急激に「左シフト」をする中、人の死因まで「交代」するという出来事まで起き、さすがの韓国人たちも驚かせた。
「家族間で十分に話し合って納得の上で合意を受け入れた」と何度も証言する当事者に対し、「借金苦につけこまれて外交部から書類に判を押すよう迫られたと言え」と脅迫まがいの「取材」をする
「この政権下では、日本との外交関係を軽んじる方が身の安全だ」と多くの裁判官が判断し、日韓の国交正常化の基礎を破壊するような判決を出す
文在寅は、共産主義者に対する蔑称の「パンゲンイ」は、韓国を併合した大日本帝国が使った言葉だと主張
韓国 内なる分断: 葛藤する政治、疲弊する国民 (平凡社新書)
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池畑 修平
平凡社
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